タグホイヤーの修理あるある

いつもご利用ありがとうございます。
時計修理専門店 オロロジャイオ 石田です

今回はオロロジャイオの技師が修理を得意としているブランドのひとつ、タグホイヤーに焦点をあて、オーバーホール(メンテナンス)、修理、そして外装の加工、料金をご紹介したいと思います。

またタグホイヤーの時計は正規店購入なら、エドワードクラブに入会することができ、割安で修理が可能となりますが、一方で並行店(並行輸入品店)など正規店以外で購入すると入会ができないため、メーカーでの修理はとても高額となります。
オロロジャイオで対応できる修理がございますので是非ご参考ください。

タグホイヤーの修理あるある

ベルト(ブレス・バックル)が壊れた

ベルト(ブレス・バックル)が壊れた

セル、6000シリーズなど

複雑なデザイン・形状のセルシリーズや6000シリーズなどはブレスの耐久性が低く破損してしまったというケースが多く見られます。また、バックルも溶接個所の破損が多い印象です。こうした場合メーカーに修理依頼をだした場合、多くはブレス交換となり6万~10万ほど費用が発生します。

修理対応

ブレスの固定コマのピン破損:固定コマのピン作成、補強 料金:10,000円~
バックルの破損 溶接修理 料金:10,000円~

カレラのプッシュボタンが壊れた

カレラのプッシュボタンが壊れた

カレラなど

タグホイヤーのクロノグラフの中でも、カレラはプッシャーの破損が多く見られます。所有者が多いことから修理依頼が多いということもありますが、プッシャーの形状がくびれていることも破損の要因であると思われます。

修理対応

プッシャー破損は、折れ込んだ軸の除去・作成、もしくはプッシャー自体の交換。そしてオーバーホール対応が発生します。

プッシャー軸の折れ込み除去・作成 料金:10,000円~
プッシャー交換:15,000円~
オーバーホール 料金:15,000円~

リューズのねじ込みが効かない

リューズのねじ込みが効かない

タグホイヤー全般

ねじ込み式リューズの場合、経年劣化や衝撃などによってねじ込みができなくなってしまうことがあります。他のブランドでも見られる破損ですが、ロレックスなどと比べるとタグホイヤーに関しては、リューズが小さいモデルやリューズガードの形状が特殊なモデルがあり、リューズのねじ込みの操作がしづらい等によって、負荷がかかることが一つの要因かと思われます。

修理対応

当店ではメーカーでの修理をお薦めしております。

タキメーターの墨落ち、ルミナスポイントが欠損した

ベゼルのタキメーターの塗装、ルミナスポイントが欠損した

タグホイヤー全般

ダイバーズや、レーシングモデルなどタキメーターや回転ベゼルを採用しているモデルには、ベゼルのルミナスポイント落ちや、タキメーターの墨落ちが多く見られます。

修理対応

タキメーター墨落ち スミ入れ 料金:5,000円~
ルミナスポイント夜光塗料入れ 料金:5,000円~

針の夜光が劣化、湿気が入った

針の夜光が劣化、湿気が入った

タグホイヤー クオーツ

セルシリーズの200M防水モデルあたりのクオーツ時計は、比較的頑丈で、ケース内への湿気混入や経年劣化が起きても、動きつづけるようで不調に気が付かないまま、長期ノーメンテナンスだったという方が時々いらっしゃいます。内部機械が劣化することはもちろんですが、針などの夜光においても、ヒビや変色の原因となります。

修理対応

湿気混入の場合はオーバーホールが必須となります。夜光はがれなどがある場合は、合わせて塗料修復を行います。

オーバーホール 料金:15,000円~
夜光塗料修復 料金:6,000円~(オーバーホールセット料金)

タグホイヤーでなければ修理できないクオーツ時計がある

タグホイヤー(正規店)でなければオーバーホールできないクオーツ時計がある

カレラ、リンク、フォーミュラ1など

キャリバーS(タグホイヤー独自クォーツムーブメント)を搭載したモデルは、タグホイヤーがムーブメントを流通させていません。そのため機械の破損があった場合、正規店でなければ修理ができません。この他には、セルシリーズの4つボタンの液晶付クォーツクロノグラフは生産終了となっており、現在では修理ができません。

修理対応

キャリバーS搭載、または液晶付クォーツクロノグラフを搭載したモデルの修理は、メーカーでの修理をご案内しております。基本的に、タグホイヤーの独自クオーツモデルは対応不可となります。
汎用ムーブを搭載したモデルは修理可能ですのでお問合せ下さい。

ケースのサンドプラスト加工、
金メッキの時計研磨は対応してもらえない場合も

サンドプラストケースの傷修理や、メッキのモデルは研磨は対応してもらえない場合も

セル、6000シリーズなど

6000シリーズや、セルなど、ステンレス部分が粒子を吹きかけた表面加工(サンドブラスト)は粒子の細かさで印象が変わり、本来の印象からかけ離れてしまうことがあります。

メッキの時計の研磨については、経年劣化・腐食によってメッキがはがれてしまう可能性があります。

修理対応

サンドブラストや、メッキの研磨による表面仕上げのご依頼があった場合はメーカーをお薦めしています。しかしメーカー依頼の場合、多くはケース交換になり高額となります。
あきらめてそのまま使用することをお勧めします。

カレラ1887は一般修理店で修理を断られることがある

一般店で、カレラ1887の修理、オーバーホールを断られる

カレラ1887(Cal.1887搭載モデル)

Cal.1887は、タグホイヤー独自開発ムーブメントで、部品の流通がありません。ムーブメントのパーツ交換が必要となった場合は、メーカーの修理でなければ破損箇所の修復はできません。
部品不良がなければ、技術的にオーバーホール可能です。

TIPS
Cal.1887は、タグ・ホイヤーとセイコーインスツルの業務提携によって、セイコーのキャリバー6S系の設計をタグホイヤーが利用して誕生したムーブメントです。

修理対応

Cal.1887のカレラの問合せを多くいただきますが、部品不良が無い場合はオーバーホール対応をいたします。まずはご相談ください。

タグホイヤー修理の印象

いかがでしたでしょうか。
ここまであげた修理内容は他のブランドにもある事ですが、タグホイヤーにおいては、ブレス周りの修理が比較的多いという印象があります。それは他のブランドよりもデザインの幅が広く、パーツの形状が凝っているから、ということが理由に挙げられます。耐久性の高いブランドとしてはロレックスなどがあげられますが、やはりシンプルで味気ない印象もありますので、そこは一長一短といえます。

タグホイヤーの修理は、まず当店にご相談ください。

タグホイヤーの修理・オーバーホールをご検討でしたら当店にご相談ください。 またタグホイヤー正規修理エドワードクラブ会員に登録されていない方ですと、メーカーの修理価格は高額となります。オロロジャイオには、タグホイヤーの修理を得意とする技師が在籍しており、前述のような一部のモデルを除き、ほとんどのモデルにおいてリーズナブルにオーバーホール・修理が可能です。

オーバーホールから、ベルト周りの修理、研摩による新品仕上げまで丁寧に対応をさせていただきます。

【時計修理専門店オロロジャイオ】

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石田

石田

所属:株式会社Altomare/担当:修理サービス アンティークウォッチから高級ブランド時計まで、腕時計の修理に関する情報をおとどけいたします。

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