ゼニス デファイ ラボ

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デファイ ラボ(Defy Lab)と新型オシレーターを発表

1969年、ゼニスは36,000振動/時というハイビートで、高い精度を実現したエル・プリメロを発表。
現在まで世界で最も高精度な量産クロノグラフとして知られています。そのゼニスが、今月14日に世界で最も正確な機械式時計「デファイ ラボ」(10本限定)と新型機構「オシレーター」を発表しました。

デファイ ラボ 表裏

デファイ ラボとオシレーター

機械式時計ではポピュラーなテンプヒゲゼンマイによる調速機構は、1675年にオランダの天文学者、数学者、物理学者でもあったクリスティアーン・ホイヘンスによって発表されました。今回発表された「デファイ ラボ」には、その調速機構の原理を進化させた新たな機構であるオシレーターが採用されています。

一体構造調速機構ゼニス オシレーター

オシレーターは単結晶シリコンで作られ、周波数は108,000振動/時で、エル・プリメロの3倍の周波数を実現。オシレーター自身は機械的に連結しておらず、アンクル式脱進機、ガンギ車といった機構もないため、接触、摩擦、磨耗などが生じることがなく、注油も必要としません。

ゼニス オシレーターキャリバー ZO 342

今回デファイ ラボに搭載されているムーブメントは、オシレーターを採用したcal.ZO 342。
COSC認定クロノメーター規格では、日差10秒までという基準がある中、平均日差0.3秒という精度を誇ります。また通常ヒゲゼンマイは解けるにしたがって精度が落ちていくのに対し、パワーリザーブが95%を経た時点でも高精度を維持します。

アエロナイト ゼニス

デファイ ラボのケースには質感が特徴的な、同社独自開発のアルミニウム合成素材、アエロナイトを採用。
堅牢且つ軽量で、チタンの2.7倍、アルミニウムの1.7倍の軽さを誇ります。
文字盤はスケルトン仕様で、cal.ZO 342の振動するオシレーターが顔をのぞかせます。

オシレーターを採用した腕時計の発売は、現在10本のみとなっていますが、今後は量産が計画されています。

デファイ ラボ ref.27.9000.342/78.R582

cal.ZO 342(ゼニス オシレーター)
直径:32.80 mm
厚さ:8.13 mm
振動数:108,000 振動/時
パワーリザーブ:約 60 時間

ケース

直径:44 mm
開口部直径:35.5 mm
厚さ:14.5 mm
裏蓋:シースルーサファイアガラス
素材:アエロナイト
防水性:5 気圧

情報元:zenith-watches.com

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加藤

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