「腕時計を修理にだしたい、メーカー正規の修理費用とくらべて、費用の安い町の修理店に出したいけど大丈夫だろうか?」そんなお悩みはありませんか?
非正規修理店のWEBサイトでオーバーホール料金などを見ると、多くのお店が正規の修理価格より安いものです。でも何かトラブルがないかと心配になりますよね。

実はどちらともメリットがあり、お時計の状態に応じて依頼先を選ぶことで、リーズナブルな修理が可能です。

日本ロレックスと非正規(町の修理店)、双方のメリット

そこで今回は最も認知度の高いブランド、ロレックスに的を絞り、日本ロレックスと町の修理店を利用する際のメリットを、時計修理専門店オロロジャイオの石田が解説していきたいと思います。

時計修理専門店オロロジャイオに修理のご相談を寄せられる中で、最も多い時計ブランドもロレックスです。むろん壊れやすいからではなく、所有していらっしゃる方が圧倒的に多いからです。

またロレックスは登場から労働者階級をターゲットに存在感を示してきた時計であり、部品のつくりから堅牢で、実用時計の代名詞ともなっています。

まずはこの堅牢なロレックスに多い修理依頼をもとに、日本ロレックスとオロロジャイオの修理価格などをご紹介いたします。
(2016年1月調べ)なお、ここでの修理内容は時計の浸水・水の浸入を含みません。

ロレックスのオーバーホールなど、正規と非正規 修理比較

オーバーホール

オロロジャイオ

オーバーホール基本料:20,000円~
(1年保証つき)
磨きをセットにする場合:+12,000円~

日本ロレックス

オーバーホール基本料:50,000円ほど
(2年保証、外装磨きつき)

オーバーホール基本料は圧倒的に当店がリーズナブル。ロレックスの時計が止まってしまったというケースがよくありますが、多くがゼンマイ切れです。部品が丈夫なため、費用が大きく膨らまないことが多くです。

また頑丈なことで、精度復帰しやすいという特徴をもっており、
依頼も多いことからコストを低く設定することができます。

オーバーホールの頻度に関する記事はこちら
ロレックス オーバーホールの頻度って?

内部部品からリューズ、ベゼルなどの交換

オロロジャイオ

[1]ムーブメント
内部部品代:6,000円~20,000円(一般的な歯車は12000円前後)

[2]外装まわり(流通量は非常に少なく一部の部品に限られます。)
正規リューズ交換:30,000円~40,000円

日本ロレックス

[1]ムーブメント
内部部品代でまとめられてしまい細かい詳細はわかりません。

[2]外装まわり
リューズ交換:10,000円~

長くメンテナンスしていない場合など、歯車交換が必要な場合があります。
ロレックスはゼンマイの力が強く、歯車の油が劣化しても動き続けるため摩耗が進みます。

オロロジャイオ(以下当店)では、部品交換が多い場合は日本ロレックスをおすすめしております。

(コストの低い社外品が出回っていますが、質が悪いため当店では使用をいたしません。)

サファイア風防割れ、交換

オロロジャイオ

王冠透かしつき正規風防交換:40,000円~(入手困難)
王冠透かしなし風防交換:10,000円~(詳細はお問合せください)

日本ロレックス

風防交換:15,000円~20,000円~

現行の王冠透かし風防の場合は4万ほどと、日本ロレックスの倍ほどのコストが発生します。

プラ風防割れ、交換

オロロジャイオ

プラ風防交換:5,000円~(詳細はお問合せください)

日本ロレックス

プラ風防交換:5,000円~

プラ風防の価格は、当店、日本ロレックスともにほぼ同様の価格です。

 

ロレックス修理、正規と非正規それぞれのメリット

双方のメリットについて

オロロジャイオのメリット

定期的(4年に一度を推奨)なオーバーホールをし、部品の交換を最小限にとどめれば当店をご利用いただくことがコストパフォーマンスが高くおすすめです。

日本ロレックスのメリット

長くメンテナンスをしておらず、多くの部品交換が必要な場合には日本ロレックスをお勧めいたします。
リューズの破損、王冠マーク入ったガラス(Ref.11~、レディース17~)の交換やリューズなどの外装の交換、部品交換が多数出てしまうようなコンディションの非常に良くない状態の場合は日本ロレックスがおすすめです。

ということで、今回はロレックスに焦点を絞ってご紹介をいたしましたが、腕時計は定期的に面倒を見てあげることで、当店のような町の修理店でもリーズナブルに安心して修理をご依頼いただけます。

かつてはロレックス技術公認店というのがありましたが、部品の横流しなどがあったため、今ではほとんど存在していません。現在は日本ロレックスが外部に部品流通をさせておらず、純正部品は海外から仕入れているために高いといった事が、部品代高騰の背景となっています。なんとオメガやタグ・ホイヤーの部品と比較すると倍近いコストを要します。

[ひとくちメモ:古いロレックスの修理]
ヴィンテージ、アンティークと言われる古いロレックスは、日本ロレックスでメンテナンス対応いただくと、劣化したパーツなどが交換され、よりきれいな状態で手元に戻ります。一方でオリジナル性が高いことがヴィンテージの醍醐味ですので、時計としての価値は下がってしまいます。この点では当店のような時計修理店に依頼いただくことで、ヴィンテージ、アンティークロレックスの価値を維持することができます。これについてはまた別の機会にご紹介したいと思います。

ロレックスの修理やオーバーホールについて、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

以下よりロレックスの修理事例と、見積もりをご覧いただけます、ご参考ください。
作業・見積もり事例へ

【時計修理専門店オロロジャイオ】
お問合せ:03-3383-0833 / ロレックスのオーバーホール料金

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石田 慎

石田 慎

所属:株式会社Altomare/担当:修理サービス アンティークウォッチから高級ブランド時計まで、腕時計の修理に関する情報をおとどけいたします。

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