ロレックス 錆びたサブマリーナ

いつもご利用ありがとうございます。
時計修理専門店オロロジャイオの石田です。

みなさん、定期的な時計のオーバーホールは行っていらっしゃいますか?
オーバーホールのの必要性を理解していないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

これまで時計のオーバーホールの必要性を何度か述べてきましたが、今回はオーバーホールをする場合でも時期をあけるとどんな症状が時計に出るのかを、過去の事例から時計オーバーホールの頻度別にわけてご紹介したいと思います。

ここではロレックス(サブマリーナ) オーバーホールのご依頼を例にご紹介致します。

ロレックス オーバーホール頻度って? 修理の時期で見る時計の状態

ロレックス オーバーホール 頻度:5年ごと

ロレックスの状態

機械式時計の場合、使用する油は4~5年ほどで変質が始まります。5年ほどでオーバーホール(分解掃除)に出していただくことで各部品への負担が抑えられるため、消耗品の防水パッキン以外に部品交換が発生するケースはあまりありません。オーバーホールをおこなえば安心してまた数年使用できます。

なおロレックスに使用されるゼンマイはトルク(ゼンマイの反発性)が強く精度が安定しやすい反面、ゼンマイ切れを起こすケースが多くあります。
オロロジャイオでは、オーバーホールのタイミングでゼンマイの交換をおすすめしております。

ロレックス 修理例

オーバーホール
ゼンマイ交換
防水パッキン、バネ棒など消耗品類の交換

サブマリーナのオーバーホール

ロレックス オーバーホール 頻度:10年

ロレックスの状態

オーバーホールの期間を10年もあけてしまうと時計の内部は油切れ・劣化によって、部品同士の摩擦によるダメージが目立ってきます。
ゼンマイが運よく切れず、10年以上ノーメンテンスで使い続けたロレックスをお持ちいただくことがありますが、ロレックスにおいては、機械は精度が出やすい構造であること、部品が堅牢につくられていることから、このように動作を続けている場合があります。しかし他ブランドの時計では止まってしまっているケースがほとんどです。

無論、動いてはいても部品交換が発生します。ロレックスの場合、他ブランドに比べ部品の市場価格は高額で、歯車1つでも価格は1万円以上というのがざらです。また自動巻き上げローターの芯も打ち込み式の為、ご使用とともに悪くなりやすく、小さい部品ながらこちらの価格も1万円以上となり、交換部品が発生し修理代が大きくかさんでしまいます。

ロレックス 修理内容

オーバーホール
ゼンマイ交換
ローター芯や歯車などの交換
防水パッキンやバネ棒など消耗品類の交換


油切れ、油の変質によって負荷がかかりやすい部品。

ロレックス オーバーホール 頻度:15年

ロレックスの状態:

15年以上ノーメンテナンスのロレックスとなると、前提的に油切れ・劣化によって内部部品がダメージを受けています。ダメージは時計の外装にまで及んでいることも多くございます。

使用方法にも影響はされますが本体ケースやリューズまわりが錆を起こします。定期的な防水パッキンの交換や洗浄をしていないこと、ケースの劣化によって防水不良となり、錆が内部まで及んでいることもあります。

リューズは交換となると、流通量が少なく市場価格が高騰しているため高額になりますし、本体ケースは錆が強く出てしまいますと防水性が回復できないこともあります。
内部も油切れのまま長年使用した影響や、湿気の影響を受け、全体的な部品の劣化によって、オーバーホールをしても精度の調子が絶好調の状態まで回復が見込めなくなってしまう場合があります。

最悪の場合は、交換部品がたくさん出てしまい修理見積もりが高額、部品交換しても回復が見込めないという判断となり、メーカー修理をおすすめする場合がございます。メーカー修理ですとお安い見積もりはなかなか上がってきませんし、文字盤や針の交換、さらに本体ケースや裏蓋の交換となってしまいますと10万円以上、20万円以上というような高額修理となる場合もあります。

さらにメーカーでの文字盤や針の交換、本体ケースの交換では、修理金額が高いことのほかに、交換部品の仕様変更によって購入当時のオリジナルの風合いを失ってしまう場合がございます。この場合、ファンの多いアンティークロレックスなどは、リセール時の価値が大きく下がってしまいます。

ロレックス 修理内容

オーバーホール
ゼンマイ交換
ローター芯や歯車などの交換
防水パッキンやバネ棒など消耗品類の交換
リューズ交換

メーカー対応となる修理

ケース、裏蓋交換
針、文字盤交換

ロレックス 錆びたサブマリーナ
内部まで錆びてしまったロレックスの サブマリーナ

ロレックスなど オーバーホールの頻度は4~5年を目安に

いかがでしたでしょうか。
ロレックスはもとより、ノーメンテナンスで時計の使用を続けていると、見えない部分で劣化が始まっていきます。前述のように時計の修理価格も、オーバーホールの期間をあけた分だけ肥大する傾向にあります。

本来、機械式時計は定期的なメンテンスをすることで、何十年と使用ができます。
動くから大丈夫だろうと、メンテナンスを怠らず、ながく付き合っていくためにも4~5年に一度、定期的にオーバーホールいただくことをお薦めいたします。

以下よりロレックスの修理事例と、見積もりをご覧いただけます。
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石田

石田

所属:株式会社Altomare/担当:修理サービス アンティークウォッチから高級ブランド時計まで、腕時計の修理に関する情報をおとどけいたします。

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