2月のはじめ、機械式腕時計メーカー タグ・ホイヤーと、スポーツカーメーカー ポルシェが、正式なパートナーシップを結んだと発表しました。これを記念し、誕生したモデルが キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ポルシェスペシャルエディションです。
ポルシェ カレラ
1950年代にメキシコで開催された公道レース、カレラ・パナメリカーナ・メヒコ。1954年にポルシェはこのレースでクラス優勝。レースでの功績から当時搭載されていた最もパワフルなエンジンは、「カレラ」と呼ばれました。
ポルシェ カレラは現在でも上位スペックのモデルに与えられる名前となっています。
ホイヤー カレラ
一方、タグホイヤーの人気シリーズであるカレラも、先のカレラ・パナメリカーナ・メヒコに由来しています。タグホイヤーは長年にわたりカードライバー、モーターレースのスポンサーや公式タイムキーパーとして支援を続けています。
また古くは自動車用ダッシュボード・クロノグラフから、1960年代の年自動巻クロノグラフ腕時計の製造で業界をリードし、モナコ・モンツァ、カレラといったサーキットの名を冠したシリーズも長年の人気を誇っています。特に、スポーツモデルにエレガントなニュアンスを加えたカレラは、登場当時から現在まで同社の主力シリーズとなっています。
モータースポーツと縁の深い2社において“カレラ”は特別な存在であり、こうして最初のコラボモデルとして誕生したのでしょう。
カレラ ホイヤー02 ポルシェ スペシャルエディション
今作の、カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ ポルシェスペシャルエディションは、ブレスレット仕様のCBN2A1F.BA0643と、革ベルト仕様のCBN2A1F.FC6492の日本がラインナップ。 昨年7月に登場したタグ・ホイヤー カレラ スポーツクロノグラフをベースとしています。
左:カレラ ポルシェスペシャルエディション 右:カレラ スポーツクロノグラフ
本作の特徴は、まずベゼル1時位置に刻まれた赤のPORCHEロゴ。要素の多い文字盤ではなく、ベゼルにレイアウトしている点には好感が持てます。文字盤のざらついた質感はサーキットのアスファルトをイメージしたもの。インデックスは、バーインデックスではなくアラビアインデックスを用いた事でミニッツマーカーが読み取りやすくなった印象をうけます。
さらに、30分積算計の10分間隔で一つおきに区画分けされた赤いラインは、60年代~70年代に見られるクロノグラフのダイヤルデザインを想起させます。
背面はシースルー仕様となっており、キャリバー ホイヤー02が顔を覗かせます。また、自動巻ローターの形状はポルシェの自動車ハンドルに着想を得たものとなっています。
パワーリザーブは約80時間、ケースの防水性能は100Mとなっています。
カレラ ポルシェスペシャルエディション CBN2A1F.BA0643
ケース:ステンレススティール製
ベゼル:ポルシェ刻印付きブラックセラミック製固定タキメーター
防水:100m
ダイヤル:アスファルトグレー
ケース径:44mm
ブレスレット:ステンレススティール製
カレラ ポルシェスペシャルエディション CBN2A1F.FC6492
ケース:ステンレススティール製
ベゼル:ポルシェ刻印付きブラックセラミック製固定タキメーター
防水:100m
ダイヤル:アスファルトグレー
ケース径:44mm
ストラップ:ハンドステッチのブラックカーフスキン
情報元:https://www.tagheuer.com
最新記事 by 加藤 (全て見る)
- カルティエ タンクの歴史 - 2024年10月26日
- 【2024年夏】ボーナスで購入する腕時計! おすすめモデル一覧! - 2024年7月5日
- 2024年 ロレックス新作のまとめ - 2024年7月2日