ロレックス新作発表
2021年4月。ロレックスから待望の新作が発表されました。昨年は感染症の影響や展示会運営企業とのトラブルなどから新作発表は9月にずれ込みましたが、今年の発表タイミングはおよそ例年通りとなりました。
ロレックス新作における目玉の一つが、エクスプローラー2の新型となるref.226570です。前作ref.216570は、2011年の登場からちょうど10年が経過。そうした背景から、2021年は新旧入れ替えが予想されていました。
新型エクスプローラー2 ref.226570
新作のエクスプローラー2 ref.226570は、ref.216570同様に白・黒がラインナップ。サイズも42mmケース、外観もぱっと見でわかる大きなデザイン変更はありません。
今作最大の特徴は、ムーブメントにcal.3285が搭載された点。 2018年登場のGMTマスター2 ref.126710BLROに、初めて搭載されたムーブメントです。エクスプローラー2シリーズでは初の採用となります。 旧エクスプローラー2に搭載されていたcal.3187 と比べて耐衝撃性と耐磁性が高まり、さらにパワーリザーブは約70時間に延長されました。
白黒で異なるデザインの変化
前作とくらべて違いがわかりにくい外観ですが“そこはロレックス”。しっかりブラッシュアップがされています。
外装を見ると、昨年新旧入れ替えのあったサブマリーナのようにラグがより細いフォルムになり、ブレスレットの幅が拡張されています。ダイヤルも完全に新しくなっており、6時位置の王冠が追加された他、ロゴやクロノメーター表記のレタリングも新しくなっています。
さらに白と黒を比較すると、針とコーティングの仕上げに大きな違いがあります。
Ref.216570の白文字盤は、針やインデックスのブラックコーティングに光沢のあるラッカー系のコーティングがされてたいたのに対して、今作のref.226570はマット調のコーティングされています。実用性を踏まえた光の反射を抑える改善でしょうか。実物の印象は大分違うかもしれません。
他方のブラック文字盤は、ref.216570で根元が黒い針を用いていました。フロート効果から“ファントム”と呼ばれた仕様です。しかし、ref.226570では視認性の観点からか採用されておらず、前々作のref.16570を彷彿させます。
多くのメディアで予想のあった、セラクロムベゼルの採用やカラーリングの変更などへの期待はありましたが、ロレックスらしい質実剛健なプロダクトといえるのではないでしょうか。
オイスター パーペチュアル エクスプローラーⅡ ref.226570
ムーブメント:cal.3285
パワーリザーブ:約70時間
ケースサイズ:42mm
防水性能:100m/330フィート
ブレスレット イージーリンク(約 5 mmのエクステンションリンク)
情報元:www.rolex.com
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