現在、大きな話題となっているパテック フィリップの《ウォッチアート・グランド・エキシビション東京2023》を訪れました。(開催期間:2023年6月10日から25日)
パテック フィリップが主催する「グランド・エキシビション」は、2012年のドバイでの初開催から数えて今回で6回目となります。そして、フラッグシップ市場の一つである日本が今回の開催地となりました。「グランド・エキシビション東京2023」は過去最大規模となる2,500平方メートルの会場を提供し、展示されるコレクションの数はなんと500点にも及びます。
「会場はいくつかのテーマルームで構成されており、職人の技術の披露や希少なコレクションの展示のほか、「グランド・エキシビション東京2023」を記念した6点の限定版も展示されています。
入口に入り最初に設けられているブースが「クラフトマン・ルーム」。当ブースで展示されている作品は、日本をテーマに今回のエキシビションの為に特別に製作されたもの。外装を飾る七宝、手彫金、木象嵌など複雑な技巧がこらされた時計が並びます。
またメーカーの職人がジュネーブから来日しており、実際に技術が披露されています。
こちらは時計史における重要な180点のタイムピースを紹介するブース。パテックフィリップが所蔵する同社創業前に作られた時計と、創業初期の貴重な時計が展示されています。
16世紀以降のマリンクロノメーター、オートマタ、宝飾時計など。
続いてパテックフィリップ1839年の創業以降のヒストリカルピース。
市場にでれば数千万~数億の値がつくであろうモデルが並びます。
展示されている全てのモデルは、一般的にはなかなか目にすることができない稀少なものばかりです。
こちらは歴史的オーナールームに展示された時計。
ヴィクトリア女王や、ジェームズウォードパッカード、ヘンリー・グレーブス・ジュニアなど、パテックフィリップの顧客であり世界的著名人として知られるオーナー達が愛用した時計が並びます。
ジュネーブの本店内のナポレオン・ルームを再現したブースでは、コレクターアイテム、現行品でも手に入れることが難しいモデルが多数展示されていました。
こちらはマニュファクチュール・ルームの一部です。外装パーツや外装の製造ムービー、ムーブメントが紹介されています。さらに、パテックフィリップの技師によるムーブメントの組み立てや機構の説明も行われています。
こちらは、ミニッツリピーターが展示されているマスター・オブ・サウンド・ルーム。
リミテッド・エディションのために製作された作品も展示されていました。
そして最高峰の複雑機構モデルを展示するスーパーコンプリケーション・ルーム。1989年の製作当時最も複雑であった「キャリバー89」と、2000年に披露された21の機構をもつ「スターキャリバー2000」、同社の腕時計史上もっとも複雑な「グランドマスター・チャイム」の3点が展示されています。
こちらもそうそうにはお目にかかれる機会がありません。
開催期間は2023年6月10日~6月25日と残す期間はわずかとなっています。展示されている約500点の腕時計はどれも希少で、おそらく約半数はこの先国内で見る機会があるかどうかわからないものばかり。
展示されている時計は撮影が許されていますので、カメラ持参で訪れることをお勧めします。
概要
イベント名:パテック フィリップ ウォッチアート・グランド・エキシビション 東京2023
開催日程:2023年6月25日(日)まで
開催時間:10:00~20:00(最終入場は19時まで) ※25日(日)は10:00~17:00(最終入場は16時まで)
観覧料:入場無料
電話:0120-933-613(10:00-18:00 土・日・祝日を除く)
主催:パテック フィリップ S.A.
共催:PP Japan 株式会社
後援:在日スイス大使館
情報元:ウォッチアート・グランド・エキシビション / 東京2023
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