今回、ゼニスと現代あーと美術作家 フェリペ パントンがコラボレーションをし、デファイ21に作家性が宿された新しいモデルが100本限定で誕生しました。
“超”ハイビートのデファイ
ベースは2017年登場のエル・プリメロ 9004を搭載するデファイ21。特徴はクロノグラフを司る機構の振動数は50Hz 360,000 振動/時という超ハイビート。1 秒で文字盤を 1 周するセンタークロノ針を搭載し、1/100 秒単位の時間を直観的に読み取ることができます。その様相はエルプリメロの威厳を感じさせます。
さらに、この大きなエネルギー消費とインパクトが、他の機構に影響を与えないよう、クロノグラフと個別に、通常の時分表示の為の個別のギアシステム(50Hz 36,000 振動/時)が設けられており、(継続生産を前提とした)定番モデルとしては異色とも言える仕様です。
フェリペ パントン 現代美術作家
フェリペ パントンは、アルゼンチンとスペインをルーツにもち、世界の注目を集めるアーティスト。ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど壁画、エキシビションを行っており、作品は幾何学的形状、ネオンカラーと白黒、視覚効果などを特徴としています。
ゼニスとの関係は、2020年に行われたルロックルのゼニス社屋ファサードを、フェリペ パントンの作品で飾った事に始まります。今回は2度目のコラボレーションとなります。
デファイ 21フェリペパントン
今作、デファイ 21フェリペパントンref.49.9008.9004/49.R782のテーマは、“腕時計を時間と光がつまった着用できるキネティックアート作品”に変えること。 フェリペパントンの作品位見られるストライプ、カラーリングが反映され、これまでのゼニスにみられない独特の存在感を放ちます。
まず注目すべきは、ムーブメントのブリッジ、時分針、インダイヤルなどに見られるレインボーカラーのグラデーション。 これは、塗料による着色ではなくシリコン粒子のPVD処理によってカラーリングされたもの。個体ごとにわずかに色合いが異なります。
また、モアレの視覚的効果を狙った白黒のストライプはラッカーとレーザーによって刻まれています。
もう一点、注目すべき点として、時分針の意匠が挙げられます。パントン作品に見られる稲妻に着想を得たものでモダン且つ独創的です。
ブラックセラミックの外装にもグリッド柄がエングレーブされており、また四隅には「Felipe Pantone El Primero」を意味するF・P・#・1と刻印がされています。
背面はシースルー仕様でローターの動きが眺められます。
今作は、販売時にハードカバーの本をイメージした箱に納められており、表紙にはフェリペ・パントンが今回特別に制作したグラフィックがあしらわれています。
デファイ 21 フェリペ パントン ref.49.9008.9004/49.R782
発売:2021年3月15日
仕様:時刻用脱進機×1(毎時36,000振動 – 5 Hz)、クロノグラフ用脱進機×1(毎時360,000振動 – 50 Hz)
機械:エル・プリメロ 9004 自動巻ムーブメント
パワーリザーブ:50 時間以上
素材:ブラックセラミック
防水機能:10 気圧
情報元:zenith-watches.com
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