2018バーゼルワールド、ロレックスの新作において、GMTマスターに次いで話題となっている、シードゥエラーディープシー126660。新たに搭載されたムーブメントや外観の変化についてご紹介したいと思います。
シードゥエラー ディープシーとは
2008年、深海用に設計されたプロユース ダイバーズウォッチ。シードゥエラーのヘリウムエスケープバルブシステムに加え、5.5mmの風防やミドルケースに内蔵された高性能耐圧リングなどにより、水深3,900m(クリスタルにかかる重さは約3トン)の耐水圧を実現しました。
新作シードゥエラーディープシー126660の外観
シードゥエラーディープシーの新作は、前世代の116660と同様に、文字盤がブラックラッカーとD-ブルー仕様の2モデル(ともにref.126660)となっています。
116660からの外観の目立つ変化は、ダイヤル6時位置のミニッツマーカー(30分位置)にロレックスのシンボルである王冠が添えられている点があげられます。レタリングもダイヤル内のロゴからクロノメーター表記、ダイヤル外周の「ORIGINAL GAS ESCAPE~」まで書体の違いが見られます。またブレスレットの幅が広くなり、ラグの形状にも変化が見られます。・・ルミナスポイントにも変化がみられるでしょうか・・
TIPS:Dブルーダイヤルとは
2012年、12,000 m防水の性能を持つロレックスの試作腕時計「ディープシー チャレンジ」が、ジェームズ・キャメロンの、チャレンジャー海淵10,908 mへの単独潜水に同行し、その性能を実証しました。これを記念し、2014年に登場したのがDブルーダイヤルのディープシーref.116660でした。
新型ディープシー126660のムーブメント
今作のディープシー126660の最も大きな変化と言えるのがムーブメント。2017年のバーゼルワールドで発表された、赤シード Ref.126600にも搭載されたcal.3235が新たに搭載されました。耐衝撃性と耐磁性が更に改善され、パワーリザーブは約70時間をほこります。
精度は平均日差が−2~+2秒以内となっており、公認クロノメーター基準の2倍以上の試験をクリアしています。
ディープシー116660はサイトからは削除に
旧モデル116660は公式サイトから削除され、廃盤となったことがわかります。実勢価格も上昇傾向にあり、今後の販売や買取相場の推移が注目されます。
ロレックス シードゥエラー ディープシーref.126660
ケース:ヘリウム排出バルブ
リューズ:トリプロック
防水性能:3,900 m(12,800 フィート)
ムーブメント:cal.3235(自動巻き)
日差:- 2 ~+ 2 秒
パワーリザーブ:約70 時間
ブレスレット:ref.98220
セーフティキャッチ付オイスターロック、ロレックス グライドロック、エクステンションシステム、フリップロック エクステンションリンク
情報元:rolex.com
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