約1億円で落札! リシャールミルRM11-03アルティメット プロトタイプ

2021年6月、リシャールミルジャパンは、“リシャールミルジャパン基金”が主催するオークションにて、フライバッククロノグラフ“RM11-03”が96,666,000円で落札された事を発表しました。
このオークションはチャリティーを目的としており、売り上げの全額は慈善団体などへ寄付されます。

RM11-03 オートマティック フライバッククロノグラフ

落札された腕時計は、2020年に世界限定200本で登場したRM11-03(オートマティック フライバッククロノグラフ アルティメットエディション)の“プロトタイプ”です。

RM11-03 オートマティック フライバッククロノグラフ

RM11-03は、2007年に登場したRM011シリーズの最新モデル。文字盤を見ると、グリーン、イエロー、オレンジでカラーリングと武骨な針やインダイヤル。その裏から覗くグレード5チタン製の地板とブリッジの組み合わせによって、奥行きを感じさせるムーブメントが存在感を放ちます。

3層構造のカーボンケースもターコイズクオーツTPTの色合いが鮮やか。リューズ・プッシャーはグレード5チタン製で、レーシングカーのタイヤと、アクセルペダルに着想を得ています。

RM11-03は、2007年に登場したRM011シリーズの最新モデル

搭載されている自動巻きキャリバーRMAC3は、モデル名の通りフライバッククロノグラフ、そしてアニュアルカレンダー機能を持つムーブメント。

フライバッククロノグラフは、センターのクロノ針、6時位置にクロノグラフ12時間積算計、9時位置のカウントダウンタイマーで。そして、アニュアルカレンダーは、4時と5時に挟まれた月表示で、12時位置の日付表示で確認します。月ごとの日数は、(30日、31日)は自動で調性される仕様となっています。

自動巻きキャリバーRMAC3

リシャールミルの腕時計は、手に入れることが難しいとされています。そうした中で、プロトタイプは更に希少です。今回の落札価格は非常に高額ですが、愛好家にとっては妥当な価格だったのかもしれません。

リシャールミルジャパン基金

リシャールミルジャパンは、これまで様々な慈善活動を行ってきました。
2011年以降で継続して行われている発生した東日本大震災や、2016年の熊本地震の復興を支援など、チャリティーオークションによる売上金ほか、アンバサダーらの協力による支援金の寄付活動を行ってきました。
2018年にはリシャールミルジャパン基金を設立。
国内だけでなく、海外にも視野を広げたチャリティー活動を続けています。

リシャールミルジャパン基金
情報元:rmjapanfoundation.jp

リシャールミルジャパン:チャリティオークションと寄付
https://rmjapanfoundation.jp/charity/

RM11-03 オートマティック フライバッククロノグラフ

プロトタイプ(1点)
落札価格 96,666,000円
ムーブメント:自動巻きキャリバーRMAC3(アニュアルカレンダー、フライバック機能)
パワーリザーブ:約55時間
振動数:28,800振動/時(4 Hz)
サイズ:49.94 x 44.50 x 16.23mm
防水性能:50M
参考定価:¥26,200,000

情報元:rmjapanfoundation.jp

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加藤

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