ロレックスサブマリーナ14060m 300M防水

時計修理オロロジャイオの石田です。
都内では桜も咲き、日に日にあたたかくなっていっています。

時計の修理では、これからさらに暖かくなっていくにつれ水・湿気の混入による修理のご依頼が増えてきます。
湿気・水分が混入した時計は修理が大変で、複数の部品交換が生じたり、ケースが錆びて防水性が十分回復しない場合や、対応ができず返却をさせていただく場合もございます。

このような湿気の混入・サビから時計を守るためには、それぞれの防水性能に応じた許容内の取扱いをすることが大切です。そこで今回は、腕時計に多くみられる防水仕様の種類と、その許容範囲と注意すべきことをご紹介いたします。

腕時計の防水仕様と取扱い

非防水時計

裏ぶたに、WATER RESISTの刻印がないものは水に触れないよう注意なさって下さい。

2~3気圧防水
(表示例:WATER RESIST/W.R.)

日常生活の汗や洗顔の際の水滴、雨などに耐えられる仕様。
水仕事や水遊び、潜水などには使用しないように気をつけてください。

5気圧防水
(表示例:WATER RESIST 5BAR/W.R.5BAR/WATER 5BAR RESIST)

水に触れる機会の多い仕事や、水上スポーツをされる方にお使いいただける仕様。
水圧の激しいシャワーや水道水が直接時計に当たらないようご注意下さい。

10~20気圧防水
(表示例:WATER RESIST 10BAR/W.R.10BAR/WATER 10BAR RESIST)

水上スポーツや水泳及び素潜り等をされる方にお使いいただける仕様。
ダイビングには使用しないでください。

100m~200m防水
(表示例:AIR DIVER’S 100m)

表示されている水深(例:100m)までの耐圧性と長時間の水中使用に耐えうる仕様。
潜水時間、減圧時間を測定するのに必要な回転ベゼルなどの装置付で、
ボンベに圧縮空気の呼吸気体を入れて浅海で潜水する時(スキューバダイビングなど)に使用する時計です。飽和潜水用に使用することはできません。

200m~1000m防水
(表示例:HE-GAS DIVER’S 300m)

表示されている水深(例:300m)までの潜水に耐えうる仕様。
潜水時間、減圧時間を測定するのに必要な回転ベゼルなどの装置付で、
ヘリウムと酸素の混合ガスの呼吸気体を利用し、深海で潜水する時(飽和潜水)に使用する時計です。

いかがでしたでしょうか?

いくら立派な時計であっても長く防水性能を維持するために丁寧に使用し、なるべく水気にはさらさないようにすることが大切です。

またご使用にあたって衝撃や環境、経年により各種パッキンはもちろん、時計のケース・裏蓋・ベルトなどは劣化してゆくため、防水性は永年続くものではありません。使用していくにつれ防水性は落ちていきますので定期的なメンテナンスもおわすれなく。

防水時計のトラブルなど、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

【時計修理専門店オロロジャイオ】
お問合せ:03-3383-0833 / 時計修理のご案内。防水検査など

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石田

石田

所属:株式会社Altomare/担当:修理サービス アンティークウォッチから高級ブランド時計まで、腕時計の修理に関する情報をおとどけいたします。

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