ゼニスは、2020年10月ゼニス ブティック銀座をグランドオープンしました。これを記念して、ルパン三世に登場する 次元大介着用モデルの第2弾 クロノマスター リバイバル ルパン三世-セカンドエディション03.L384.400/07.M384を発表。世界限定200本となっています。
1971年10月に放送がスタートした人気TVアニメ ルパン三世 第1シリーズの第1話で、次元大介がエル・プリメロ A384を着用しており、時計ファンの間では有名なトピックとなっています。
2019年、ゼニスはエル・プリメロ誕生50周年を迎え、いくつかの記念モデルを発表しました。その一つが、前述の次元大介のA384を再現した“エル・プリメロ A384 リバイバル –ルパン三世エディション 50本限定”でした。ゼニスのプレスリリースによると、このモデルは即日完売となったそうです。
第二弾となる今作は、ルパン三世 第1シリーズの“最終話”で次元大介が着用したモデルからインスピレーションを得ています。
(C)モンキー・パンチ/TMS・NTV
ルパン三世 セカンドエディション03.L384.400/07.M384
ベースは第一弾同様、1969年登場のエルプリメロを機械のパーツ単位で再現、現代風にアレンジしたモデルです。クラシカルな機械を使用しながら、サファイア風防やシースルーバック仕様といったミニマルで好感のもてるアレンジが加えられています。
第一弾との大きな違いは、まずカラーリング。比較をするとアイボリーベースですっきりとした印象があります。経年変化で焼けたようにも見えヴィンテージの風合いを感じさせます。
もう一つの大きな違いは、ブレスレットを採用している点です。第一弾はレザーストラップであったのに対して、こちらは当時のゲイ・フレアー社のラダーブレスレットを復刻し採用しています。
ここまで過去モデルを忠実に再現した復刻モデルを出しているのはゼニスかオメガくらいでしょうか。
また裏蓋のサファイア面や、時計ケースには次元大介のシルエットがあしらわれています。
日本では「ゼニス ブティック銀座」、「ゼニス ブティック大阪」、「大丸東京店ゼニスショップ」及び全国主要ゼニス オーソライズドディーラーにて発売されます。
エルプリメロと1970年代
1960年代、ホイヤー・ブライトリング・ハミルトンなどのクロノマティックグループや、セイコーなどと自動巻クロノグラフの開発競争が行われていた中、精度・耐久性など最も高い完成度で、世に送り出されたムーブメントが1969年のゼニス エル・プリメロでした。しかし、同年セイコーからクオーツ時計のアストロンが登場し世界の腕時計業界を席巻します。
アニメ ルパン三世がスタートした1971年は、こうしたクオーツが主流となっていった最中。モンキー・パンチ氏の意向なのか定かではありませんが、エル・プリメロを作中に登場させたところには、どういった想いがあったのでしょうか。
クロノマスター リバイバル ルパン三世-セカンドエディション03.L384.400/07.M384
ケース:37MM,ステンレススティール
厚さ:12.60mm
ガラス:ドーム型サファイアクリスタル(両面無販社コーティング)
裏蓋:サファイアクリスタル、次元大介のシルエット刻印
防水性:5気圧(50m防水)
パーツ数:278個(31石)
ムーブメント:エル・プリメロ400、自動巻き
振動数:36,000/時 (5Hz)
パワーリザーブ:50時間以上
ブレスレット:ステンレススティール、ゲイ・フレアー社製のラダーブレスレットを復刻
発売予定日:2020年10月予定
価格:1,100,000円(税込価格)
限定:世界限定200本
情報元:zenith-watches.com
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