ジャガー・ルクルトはSIHH2019にて、多軸トゥールビヨン、ミニッツリピーター、永久カレンダー、コンスタントフォース機構を搭載する新作「マスター・グランド・トラディション・ジャイロトゥールビヨン・ウェストミンスター・パーペチュアル」を発表。(世界限定各18本)
ジャガールクルトは、ヒゲゼンマイから製造を行い、他社にまでムーブメントを供給する、数少ないマニュファクチュール。チャイム機構をはじめ、さまざまな複雑機構に精通しています。今作のQ52534E1、Q5253420は、1833年から長年積み重ねられた同社の時計製造技術・伝統が注ぎ込まれたモデルです。
伝統装飾の息づく文字盤
ケース内は、美しく仕上げられた6時位置のトゥールビヨンと、12時位置のダイヤル、そして外周のゴングとハンマーが隙なくレイアウトされています。
Q52534E1のダイヤルは、手彫りのギョーシェに、ブルーのグランフーエナメル。Q5253420では、シルバーのグレイン仕上げが施されています。
閏年まで対応する永久カレンダー
カレンダーは、12時側に西暦、3時側に月、9時側に曜日、そしてポインターデイトを搭載。日数の異なる月はもちろん、閏年までも日付調性が不要となっています。
さらに一般的に、複雑機構である永久カレンダーは、逆方向にカレンダーをおくると歯車にダメージをあたえますが、本作では、日付を前後に動かして調整することが可能となっています。
ポインターデイトは、6時側のトゥールビヨン窓を遮らぬよう、ジャンプをする機構が組まれています。
多軸トゥールビヨン
6時位置にそびえる立体的な多軸トゥールビヨン。通常のトゥールビヨンと比較して、さらに高度な技術が必要とされる機構です。 ルクルトにおいては、16年から続くジャイロトゥールビヨン搭載機の5世代目となり、実用性をもたせるため、過去5作に比べて小型化がはかられています。 機構の小型化は、誤差の許容範囲を狭めることになり、より高度な技術によって本作のトゥールビヨンは形作られ調整が行われています。
ウェストミンスターチャイム
ケース内外周にレイアウトされたミニッツリピーターは、ウェストミンスターチャイムと名付けられています。 ウェストミンスターとは、ロンドンのビッグベン時計台がある地域。ミニッツリピーターを起動すると、4組のゴングとハンマーがビッグベン時計台のチャイムと同様のメロディーを奏で、15分単位の時を知らせます。
その音色も、ルクルトの特許であるサイレント・ストライク・ガバナーと、クリスタルゴングによって、旧来の腕時計のチャイムと比べ、大きく澄んだ音色を響かせます。
コンスタントフォース機構
ここまであげたような複雑機構は、通常のシンプルな時計と比べて動力を要し、特にトゥールビヨンは、さまざまな機構の中でも大きな動力が必要となります。
本作では、主ゼンマイとは別に存在するゼンマイ、コンスタントフォース機構を搭載。主ゼンマイによって巻き上げられ、第二の動力源として、トゥールビヨンに安定した動力を供給します。
さらに時刻表示の分針、分打鐘を制御するメカニズムとも連動し、トゥールビヨン以外の精度、までも高めています。
マスター・グランド・トラディション・ジャイロトゥールビヨン・ウェストミンスター・パーペチュアル
限定版:各モデル世界18 本
ケース径:43mm
厚さ:14.08mm
ムーブメント:cal.184 (手巻)
パワーリザーブ:52 時間
素材:ホワイトゴールド
防水性:3 気圧
機能:時、分、ジャンピングデイト、両方向調整が可能な永久カレンダー(曜日、日付、月、
年)、ジャイロトゥールビヨン、ウェストミンスターチャイム搭載ミニッツリピーター
ダイヤル:ブルー・ギョーシェ・エナメルまたはシルバーグレイン仕上げ
ケースバック:オープン
情報元:jaeger-lecoultre.com
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