セイコー アストロンの1stモデルである「セイコー クオーツアストロン 35SQ」が、独立行政法人国立科学博物館が認定する2018年度「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に登録されました。
この登録制度は2008年に制定され、日本の科学技術の歴史を示し、重要な意義を持つ特筆すべき発明や開発品などの実物資料を独立行政法人国立科学博物館が登録を行なっているものです。
「セイコー クオーツアストロン35SQ」は、世界初のクオーツ式腕時計で、1969年12月に発売されました。それまでの多くの機械式腕時計では、日差が数秒から数十秒であった時代。セイコー クオーツアストロン35SQは、日差±0.2秒、月差±5秒という劇的な精度の向上を実現しました。
さらにその後、セイコー社はクオーツ時計の特許技術を公開。クオーツ式腕時計が世界規模で普及し、機械式腕時計産業に大きなインパクト与えることとなりました。これを後に「クオーツショック」と呼ぶようになります。
セイコーが誇る腕時計の技術力と、時計史に残る「クオーツショック」の予兆となった、象徴的な腕時計です。同種モデルは、セイコーミュージアム(東京都墨田区)で常設展示されています。
未来技術遺産認定「セイコー クオーツアストロン35SQ」
・発売:1969年(昭和44年)12月25日
・認定番号:第00258号
・製造年:1969年(昭和44年)
・認定製品の所在地:セイコーエプソン株式会社 塩尻事業所(長野県塩尻市)
・認定番号:第00258号
・製造年:1969年(昭和44年)
・認定製品の所在地:セイコーエプソン株式会社 塩尻事業所(長野県塩尻市)
関連リンク
セイコーミュージアム
情報元:www.epson.jp
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