時計に興味があり、何か1本使ってみたい。

とても有名なブランドで、精度が良くて壊れにくく、しかも何かあって手放すとなったときにもとっても有利なブランドといえばロレックス、しかもデイトナやサブマリーナといったスポーツモデルとなってしまうのはここに繰り返すまでも有りませんが、今どきのロレックスは余りに高価になり過ぎている、と感じている方も少なくないでしょう。

それでは他にも星の数程の種類がある腕時計の中で、何を選べばいいのでしょうか。

ここでは時計の売買を職業としてきた私なりの目線で、お勧めの時計を4本ご紹介したいと思いますが、まず時計選びの前提として、自分が良いと思うもの、気に入ったものが一番であることを強調しておきましょう。
折角時計を買うなら、長年付き合える相棒になって欲しいですからね。

おすすめブランド時計 その1 セイコー グランドセイコー ヘリテージコレクション クオーツ SBGP009


セイコー グランドセイコー 9F85-0AC0/SBGP009 ヘリテージコレクション (アンティグランデ時計販売サイト)

日本人が発想する「良い時計」、それは故障が少なく、時間を読み取りやすく、用途を選ばず、精度が高く、しかも存在感に溢れる時計。
1960年に産声を上げて以来、そんな理想を追い求め、体現してきたのがグランドセイコーです。

時計ファンの人達には、クオーツ時計を初めから候補の対象外にしてしまう人も少なからずいますが、そんな人たちでもこの時計にも搭載されているグランドセイコー専用機、9Fクオーツムーブメントがどのようなものかについて知れば、少なからず見方を変えてくれるに違いありません。

1969年に世界で初めてクオーツムーブメントを搭載した腕時計、「アストロン」を発売し、時計史上最大ともいわれるクオーツ・レボリューションを巻き起こしたセイコーが、その後も絶えること無く研究を重ね、半世紀以上の歳月をかけて到達したクオーツムーブメントの頂点が、この現行の9Fムーブメントなのです。
スペースの都合上、詳しい説明はグランドセイコーのサイトをご覧いただければと思いますが、お勧めの理由はもちろん、ムーブメントだけではありません。

グランドセイコー 9Fムーブメントについて
Quartz | グランドセイコー公式サイト

2017年にグランドセイコーをブランドとして独立させるとともに、国際市場に本格参入を果たして以来、伝統を守りながらも、世界に通用するスマートさを兼ね備えるようになった現代のグランドセイコーらしい外観にも、大いに注目していただきたいのです。

この時計を実際に手に取ってみれば、直径40ミリに対して厚さを10.6ミリにまで抑えたケースは現代的で適度に薄く、ブレスレットとの重量バランスに優れており、袖口に引っかかることなく快適な装着感としっかりとした存在感を備えている事に気付くでしょう。

この時計はグランドセイコーのコレクションの中で最も低価格の部類に入るモデルですが、決して単なる廉価版などではなく、グランドセイコーならではの特徴を全て備えていると共に、シンプルが故の美学が貫かれているのです。

おすすめブランド時計 その2 オメガ シーマスター プラネットオーシャン コーアクシャル マスタークロノメーター215.30.40.20.01.001


オメガ シーマスター プラネットオーシャン ref.215.30.40.20.01.001 (アンティグランデ時計販売サイト)

また大変お馴染みのブランドのご紹介になってしまいますが、有名である事にはちゃんと理由があり、その理由が他に代えがたい魅力になっているものなのです。
オメガはスイス最大のウォッチメーカー連合、スウォッチグループのリーダーとして、常に時計業界に大きな影響を与えてきました。

1966年の10万個連続クロノメーター検定合格の大記録をはじめ、1999年に発表したコーアクシャル脱進機、2013年の超耐磁技術など、巨大なネットワークを活かした最高の量産技術によって、偉大なる革新技術を量産品に惜しみなく投入する事により、業界のレベルアップに多大なる貢献を続けてきたのです。

そしてこちらに紹介するプラネットオーシャンにも、現代のオメガが誇る最先端技術が当然のように満載されており、機械式時計の実用性を保証する規格の最高峰、マスタークロノメーターを所得しています。

オメガは現在、当たり前であるかのようにマスタークロノメーター所得機を次々とリリースしていますが、他社の追従を許さない数々の技術の結晶を、あまりにも無造作に量産してしまっているが故に、ユーザーにその偉大なる革新のひとつひとつを過小評価されてしまっているのではないか、と私は常々心配しているのです。

また現在のプラネットオーシャンのフラッグシップモデルといえば、やはりケース径44ミリのモデルの方かもしれません。

しかしこのケース径39.5ミリのモデルでもそのケース厚は約14.5ミリ、重量は190g近くあり、コンペティターであるロレックス サブマリーナと比較すれば、ケース径こそサブマリーナの方が1.5ミリほど大きい41ミリですが、そのケース厚は12.5ミリ、重量は約160gと、その存在感では全く引けを取っていないのです。

最新のエクスプローラーが36ミリ径に回帰して世界中の賞賛を浴びたのも記憶に新しい現在、選ぶなら39.5ミリ径のこのモデルがおすすめです。

おすすめブランド時計 その3 カルティエ サントス LM WSSA0030


カルティエ サントスLM ブルー WSSA0030 (アンティグランデ時計販売サイト)

世界最高のジュエラー、カルティエはウォッチメイキングの分野においても常に重要な役割を果たして来ました。

サントスは、ルイ・カルティエの親友であり、パイロットでもあったサントス・デュモン氏が飛行時間の計測のために、腕に巻ける時計を作って欲しいとのリクエストによって1904年に生まれたといわれていますが、これが史上初の腕時計専用設計で製作された時計であったといわれています。

カルティエはサントスウォッチを製作する以前から、スクエアの文字盤とプリントのローマ数字インデックスを持つ、携帯用のトラベルクロックを製作していましたが、サントスウォッチがスクエアの文字盤を持ったのは、文字盤とストラップのデザイン上の連続性に配慮した為ではないか、との説が有力視されているようです。

とすればサントスウォッチは当初からストラップを含めた全体の最適化を目指したデザインであり、これは機能からデザインを発想する時計メーカーとは異なる、ジュエラーらしい作品であった、ということになるでしょう。

初のサントスウォッチが生まれて実に120年が経過しようとしている現在も尚、こうしてサントスと名付けられた時計がコレクションとして存在するという事実だけでも大いに偉大ですが、独特のスタイルを保ちながらも時代と共に微調整を繰り返しながら、常に新鮮な魅力を放ち続けている事実には、ただひれ伏すしかないでしょう。

またリシュモングループの中心的存在であるカルティエは、同グループ内の時計専業メーカー、ジャガールクルトやIWC等との技術提携などによってウォッチメーカーとしても常に成長を続けており、搭載する自社製の自動巻ムーブメント、キャリバー1847MCも、スイス屈指のムーブメントメーカーを渡り歩き、数々の名品を生み出してきた敏腕設計士によるものであり、機械式時計としての魅力も充分に兼ね備えている点も付け加えておきましょう。

おすすめブランド時計 その4 チューダー ブラックベイ フィフティエイト 79030B


チュードル ブラックベイ フィフティエイト ref.79030B (アンティグランデ時計販売サイト)

世界中の時計ファンが憧れるヴィンテージ・サブマリーナの、現代に失われた個性的な意匠の数々を現代のウォッチメイキング技術によって再現し、一躍人気モデルとなったブラックベイ。

フィフティエイトは、ブラックベイに見られるリューズガードのない左右対称のケースを製造していたのが1958年までであったことを象徴したネーミングであり、従来のブラックベイの41ミリ径のケースに対して、フィフティエイトでは39ミリ径が採用されたことによって、より実際のビンテージサブマリーナの雰囲気に近づいている点が最大の特徴です。

更に79030Bでは、ブラックベイのアイコニックな意匠であるスノーフレーク針同様に、1970年代以降に広まったブルーのダイヤルとベゼルが採用されたことにより、これまで「有りそうでなかった」キャラクターを体現しているのも、さりげないですが非常に興味深いと思います。

ムーブメントにはCOSCクロノメーターを所得したマニュファクチュールキャリバー、MT5402が採用されており、ロレックスの兄弟ブランドだけに当然ですが、機械式時計として最高クラスの実用性が保証されているのも大変に魅力的です。

いかがでしたでしょうか。
この記事が読者の方の新たな発見や、素晴らしい時計との出会いに少しでもお役に立てばいいな、と思います。
またこうした時計が欲しいなどご要望ございましたら、お気軽にご相談下さい。

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加藤浩二

時計買取専門店アンティグランデ WEBサイトの運用担当。 時計の相場や、新作など、お客様のお役にたてる情報を発信できるようこころがけております。

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