2021年7月の星座占い＆開運時計

今月の牡羊座のテーマは「夢を見る」です。持ち前の行動力はやや弱まり、しっかり地に足をつけ、腰を据えて思案する時間が増えてくるでしょう。牡羊座にとって「じっとしておく」という行為はあまり心地のよいものでは無いかもしれません。しかし、つかの間であっても、自分の思考を止めるという時間は、牡羊座のパフォーマンス性をあげるためには、非常に大切なアクションなのです。なんのためにそこを目指すのか？ 最終的に得たいものはなにかをじっと思案する。そうすることで牡羊座の原動力は、「夢」であったことに気づくことでしょう。停滞と思っていた時間は決して無駄なことでなく、必要な充電期間であると理解したとき、あらためて意欲的に夢を見る時間を増やし、再び活動するためのエネルギーとなることでしょう。

今月の牡牛座のテーマは「テーブルを囲む」です。あなたの存在感や発するメッセージを求めて、多くの人が吸い寄せられるように集まるでしょう。自分の考えを伝えたり、ポリシーを貫いたりするうえで発するあらゆる言葉たちは、相手に強いインスピレーションを与える原動力となります。そして、その作業は刹那的なやりとりではなく、じっくり腰を据えて行われることでしょう。相手の顔を見ながら、声を聴きながら、つまり「存在を感じながら」、行われるコミュニケーションは、同じテーブルにおいて投げ合う言葉たちによってさらに洗練されていきます。その過程において、有益な人間関係や、ライフワークを得ることができるでしょう。その瞬間の循環が生み出すものの大切さに気づき、新たな一歩が踏み出せるようになるのです。

今月の双子座のテーマは「水を注ぐ」です。ほど良い気力がみなぎるときです。先月定めた目標や、スタートを切ったものをじっくりと熟成させていく展開となります。今月は、あらゆる面でエネルギーを補充するタイミングが訪れるでしょう。自分自身に注ぐもの、または取り組んでいるプロジェクトに注ぐもの、枯渇したものに水を注ぐとやがてみずみずしくなっていくように、あらゆるものに潤いを与え、スムーズにことが運ぶように調整をしていくのです。常に元気でいられるよう、最低限の体のメンテナンスを行いましょう。無謀なチャレンジや、自分のキャパシティを超える行動量をこなす必要はありません。スローペースながらも、その都度「潤い」を感じながら、的確に取り組んでいくことが、目標達成の近道となるでしょう。

今月の蟹座のテーマは「傘をさす」です。新たなる旅立ち、スタート感の強い月になります。どことなく最近気持ちが優れなかったり、思うような作業効率が得られなかったりと、ペースの鈍化を感じていた蟹座も、今月はスッキリと目の前のタスクに取り組めるようになります。周囲の雰囲気に同調することなく、自分のするべきものが明確となることで、これまで抱いていた迷いもクリアになっていくでしょう。一見状況が良くないように見える事柄にも「なんとかなるだろう」という楽観性が備わっていきます。たとえ外はどしゃぶりの雨であろうとも、「傘をさせばよいではないか。丈夫な傘であれば、問題はない」と、冷静に対応できるようになるのです。そしてその行動が、後々の成果となることを身を持って実感することでしょう。

今月の獅子座のテーマは「天体観測をする」です。心の中で、得体の知れないフラストレーションのようなものを感じる月となるかもしれません。その正体がなんであるかは、おそらく今月にはすぐに答えが出ないでしょう。しかし、自分にとって快となるものと、不快となるものの見極めがスムーズに行えるようになります。これまで惰性で続けていたこと、たとえば人間関係、しがらみや情だけで繋がっていたものなどは、すっきりとリセットさせようという見切りがつけられるでしょう。自分でも不思議なほどに身の周りを整理し始めたとき、ふと夜空がいつもと違うことに気が付くかもしれません。「そうだ、星回りがかわってきたのだな」と自分の内にある宇宙を天体観測するような、そんなスケールの大きな気づきが得られることでしょう。

今月の乙女座のテーマは「打ち水をする」です。爽やかな語らいに心がほっと安らぐ月となるでしょう。普段は損得勘定の中で生きざるを得ない乙女座も、今月は世の中のしがらみから距離を置きながら、本当に自分が自然に振る舞える人間関係について思案することになります。ヒートアップしている各種課題たちをそっと脇におき、打ち水をしてクールダウンさせるように、自らを心地よい環境に存在させるアクションを取っていきましょう。誰かとむやみにつながることをやめたとき、不思議と真の価値がある縁をたぐりよせた自分に気が付くでしょう。この時期に出会う人物はあなたにとって喜びと利益をもたらすかもしれません。そのジャッジすらもまた野暮だと感じるほど、自分の人間関係に満足を覚える月となることでしょう。

今月の天秤座のテーマは「指揮をとる」です。強いリーダーシップが求められます。普段は三方良しをモットーとしている天秤座も、ピンポイントで力をかけたり、集中的に取り組んだりという場面があるかもしれません。ときに不公平感、アンバランスさを感じることがあったとしても、その時その時に力をかける場所や強度を変えていきましょう。最終的にまるく収まるといった、マジックのような結末を迎える可能性も秘めています。その力のかけ方が、すべて天秤座へ与えられたタスクとなるのです。今月は情のかけ過ぎは逆に不調和を生み出すことになりかねません。アフターフォローをセットにし、そのときに必要な働きかけができるよう、強く意識して進めていくことで、経験値と実力をさらに高めることができるでしょう。

今月の蠍座のテーマは「花火をあげる」です。華やかな刺激が日常生活に与えられる月です。蠍座にとって刺激とは着火のタイミングともいえるでしょう。一度火がつくとそのまま立ち消えることはなく、とことん燃やし尽くすような情熱を秘めているのが蠍座の強みともいえます。今月はその着火が周りの人を巻き込むような激しさを伴うことになるでしょう。しかし、その多くは喜びをもたらす灯りへと変化します。自分が行っていることが誰かの役にたったり、広範囲に影響を与えるものとなったり、影響力の強さに自ら驚く場面もあるでしょう。まるで小さな火が夜空を彩る花火となるように、ささやかな働きかけが、大きな成果を生み出すきっかけとなるのです。自らが取り組んでいることにプライドを持って邁進していきましょう。

今月の射手座のテーマは「窓を磨く」です。新しい景色を見る月になります。これは実際、旅に出て得らえる景色の場合もあれば、自分自身の新しい一面に気づく心の旅である場合もあります。とても見通しのよい月ともいえるでしょう。射手座にとって、自己分析は一生のレジャーともいえる楽しみごとです。まだ見ぬ己の姿や思考回路を見つけ出す作業こそ、誰にも邪魔をされることのない至福のときなのです。今月は見通しをさらによくするために、まず窓を磨くような心の準備が求められます。本格的な旅の始まりはもう少し先とはいえ、今すぐにも旅立ちたいといった内面から湧き上がる感情を楽しむことができるでしょう。その興奮こそが、自分をさらに高いステージにあげるエネルギーとなるのです。さあ、心の窓を磨きましょう。

今月の山羊座のテーマは「鏡を見る」です。普段の自分の世界観にはない風景が目の前に差し出されることとなります。自分が握りしめていた価値観を容赦なく否定されることもあるかもしれません。そのほとんどが感情論で押し切られたり、情に訴えたりするものであり、おおよそ理想的かつ現実的な解決とは程遠いものかもしれません。どこで妥協点を見出していくかがテーマとなっていくでしょう。相手と自分、社会的な立場と自己中心的な考え方。そういった両極の間をどのように取っていくか。自分の向こうにいる何かを見つめ、確認し、本質を捉えていくことになるのです。まるで鏡の向こうの自分を見るような、思わぬ共通点に気づくかもしれません。自分と相手を意識しあうことでよりクリエイティブな視点が得られることでしょう。

今月の水瓶座のテーマは「瞑想をする」です。多忙な月となることでしょう。自分のことよりも他者の感情により振り回されることが増え、「もっと情のある決断をして欲しい」という思わぬ要求に戸惑う場面もあるかもしれません。自分の中の誠実さが相手に届きにくいときとも言えます。これは決してあなたに情がないのではなく、周囲に流れる空気が、より相手に寄り添ったり、領域に深く入り込んだりといった、距離を縮めることを良しとするものであるからです。相手との距離というよりも、自分がどこまで周囲に合わせていけるかという客観性が求められるともいえます。目に見えない心の距離感をじっと思案していく過程は、まるで静寂の中、ひとりで瞑想するときのような、鋭い洞察力を鍛える時間ともいえるでしょう。

今月の魚座のテーマは「抽象画を書く」です。五感が研ぎ澄まされ、人生をより喜びに満ちたものとしていきたいという願望が強まるでしょう。具体的にどんな状況が魚座の人生の満足度を高めるか？ は、永遠のテーマともいえます。「例えばこのような光景」という絵を描こうとしたとき、なかなかその輪郭を描くことのできないのが魚座の感性です。幸せとは何か？ ということを突き詰めて考えるのは、魚座にとっては野暮なことなのかもしれません。しかし今月は魚座にとって質の良い幸福感を持つ時間が与えられるでしょう。こういう感情で生きてみたかったという出来事が、輪郭の無い世界のなかで描かれるのかもしれません。まるで抽象画のように、描く人によって彩られる、多種多様の幸せが味わえることでしょう。